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2014年8月24日日曜日

放漫経営です

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民間委託方針の飯塚オート 事業継続を市長強調
 飯塚市は19日、赤字が膨らんでいるオートレース場「飯塚オート」の運営を2015年度から民間に委託する方針を明らかにした。斉藤守史市長は地域経済への貢献度や影響力を挙げて事業継続の必要性を強調する一方、民間ノウハウの活用で売り上げ回復と経費削減を見込んでいることを説明した。
 この日の市議会経済建設委員会で、市側は委託先を募集する関連議案を9月定例議会に提案することなどを説明。10~11月に公募型プロポーザルを実施、11月下旬には基本契約を締結して、来年度から車券発売や払い戻し、警備、清掃などの業務を民間に委ねる方向だ。
 委員会では、従業員の処遇などへの質問が議員から出た。パート従業員217人については、委託先に対し、希望者の雇用確保、賃金など労働条件の維持を要望していくとしている。
 市によると、飯塚オートは1957年に開設され、車券売上額はピーク時の91年度に424億8500万円あったが、13年度は104億9000万円まで落ち込んだ。97年度までに市の一般会計に計約587億円を繰り出してきたが、98年度以降は途絶えている。09年度からは単年度赤字が続き、累積赤字は昨年度末で約14億円にのぼる。
 この日、飯塚オートに来場していた60歳代の男性ファンは「20年前は人が多かったが、今ではすっかり少なくなった。民間の引き受け手があればいいのだが」と話した。
 レジャーの多様化や景気後退などを背景に、オートレース事業を取り巻く環境は厳しさを増している。オートレースの振興などを図る公益財団法人JKA(東京)によると、全国6か所にあるレース場の売上総額は、ピーク時(91年度)の約3497億7600万円に対し、昨年度は約687億5400万円と約5分の1に低迷している。
 6レース場のうち、船橋(千葉県船橋市)、浜松(浜松市)、山陽(山口県山陽小野田市)は06年度から民間に委託された。船橋は16年3月で廃止になることが12日に発表され、共通経費の負担増など全国のオートレース事業への影響も懸念されている。
 飯塚オートでは、12年7月に鹿児島県南九州市、今年3月に同県肝付町、今月13日に同県霧島市に場外車券場を開設したが、売り上げの抜本的な改善には至っていない。
2014年08月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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